2006年04月の日記

ロッテ・ライニガーの世界
映画なんぞ観に行く、ここ最近映画をよく観に行くなぁ〜

「ロッテ・ライニガー」、影絵アニメーション作家。 

大抵の人が影絵は「小さい時見た事があるけど、今はあんまり〜。」だと思う(まぁ勝手な想像だけど)
私は結構好きだ。  小学生の時に影絵劇を観たが、子供ながらに光と体一つで表現するのに凄く感動したのを覚えている。

日本では藤城清治が影絵作家として有名だろう。 
おじいちゃんなんだけど凄く制作意欲がある人だ。


まぁ、今回観た映画は彼女の処女作にして最高傑作「アクメッド王子の冒険」の完全修復サウンド版!!
知ってる人は知ってるだろうが、この作品初公開が1926年、伴奏を必要とするサイレント作品という代物。

あの淀川長治も絶賛した映画というから前々から気になっていたが、
凄い、確かにびびった。幻想的な作品に吸い込まれていく感じだった。
制作に3年というのも納得できる。
これが紙だって思わせない存在感、同じ素材のはずなのに柔らかい羽毛やドレスそして金属製品と質感まで表現しているのが伝わってくる。
映像の世界へトリップさせてくれる作品だ。
こんなイイものが世の中に眠っていたのはなんて勿体ない。


機会があれば観てみるのをお薦めします。

さよなら、さよなら、さよ・・なら
 
(2006.04.19)

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