今日のつぶやき
8月28日
数えましょう

真夜中の街灯を数えましょう
川のうねりの音を数えましょう
早くなった鼓動を数えましょう
涙を流した想い出を数えましょう
出逢ってからの月日を数えましょう
ついた溜息を数えましょう

幾つ目であなたに出逢える
8月22日
もう少し奥の方までばらしてしまうと
私は解体するかしら?

私の愛する闇が
あなたのヒカリに負けたら


言葉無しで通じ合うのと
一晩中語り明かして分かり合うのと
どちらがいい?

触れずに通じ合うのと
温もりだけ感じ合うのとどちらがいい?
8月21日
不器用は時に残酷
無邪気は時に罪悪

うまく交わせないなら
さっさと逃げるべきじゃない

じゃないと弄んじゃうよ



電子音が ピー と鳴って
何かが私に知らせようとしている
調子に乗って ピピピピピ と喚き出したから
根元をちょん切ってやった

知らせなくても
重々承知しています
その件につきましては
いつ頃が始まりで
いつ頃が終わりなのか

抱えてる事実と空想で許される嘘
陳腐なお知らせ音じゃ止められない

耳をすまして耳をふさいで
選りすぐって世界を楽しむ

私の中のあなた
逃げたって無駄なのよ
8月20日
胸の底の太陽ひとつ
もったいないから見せてあげない

その耳朶
私にくれるのなら
ほんの少し開いてもいい
垣間見られるくらいの
底なしの隙間

命綱を用意しといて
いつ抱きしめるか分からないよ
8月19日
削ぎ落とした方が
言葉は豊かになるね
一言じゃ言えない気持ちを
一言で言ってしまう時に
伝えきれない部分の熱が
あなたに触れて

それだけは分かるでしょう

繰り返すほど
子供でもなく
育てられるほど
大人でもない

ただ停滞する熱が
抱え込んだ一言を後押しして

気が付いたら
私の足を一歩動かしてしまうの

私の居場所と
私の心の居場所が一致する時間を
知っているのはあなただけよ
8月18日
微睡みが全てをぼかす
あなたの輪郭も
発する言葉も

睡魔を媒体にして語り合う
本音が記憶に残らないように

繋がった絆の淡さが美学
透明を求めすぎて消えてしまう

もっとずっしりと
私にのって
優しすぎる膜で包みこまずに
8月17日
脱いだら抱きしめるよ
でもあなた脱がないじゃん
先に脱いでもいいの?
でも脱いだら笑うでしょ
脱ぐ前から笑わないでよ
面白がってるのは照れ隠しなの?

その
笑顔の下で
幾つの想い出が
流れていった?
懐かしさで泣けるほど
積み重ねた訳じゃ
ないでしょう

組み合わせる言葉が
辿ってきた道のり
これまでに一番
愛した人は誰?

助手席のにおいとか
闇に浮かぶ光とか
流行の歌とか
揺れるカーテンとか
感覚に話しかけられて
身動きが出来ず
しばしバスタブで酔ってみる

ナンジ ミダレルコトナク アイスナカレ

狂った感情
一時の気の迷い
無抵抗に入れられてしまう

こっちの部分は凪
こっちの部分は時化
あなたは狭間に立つ人

密室に逃げ込んで二人遊び しない?
8月16日
それはそれ これはこれ
なんて言えそうもない
割り切れないのは性分なの

どろどろの絵の具に魅せられて染まりきるその前に
私の言葉を吐き出してしまおう

あなたを好きな事
あなたを好きだった事
あなたを愛している事
あなたを愛していた事
あなたを見つめる事
あなたを見つめていた事
あなたを見つめ続ける事
あなたを見つめられない事

そばにいたいと願う事
すでにそばにいるのに気付けない事
そばにいられないと嘆く事
すでに離れているのに気付いてしまう事

どこを流れていても
私達出逢っただろうか

誰を愛していても
私達繋がっただろうか

事実に忠実な恋ばかりを求めていたら
殺風景が目についてやりきれない

運命は悪戯なんかせず
毅然とした態度で事を起こすの

かき混ぜる絵筆で濁った愛情を描いて
私は時折この運命を騙そうとする
8月13日
覗く鏡には本当に私の顔が映ってるだろうか

覗く鏡にはいつもあなたに見せたい私の顔しか映っていなくて

すっぴんでいいよと言ってもらって
つい泣きそうになる
8月11日
目線だけで会話できる近い距離も
空の彼方を見つめたくなる遠い距離も

全てはあなたが生み出すの?
それとも私が生み出すの?

心の距離が負けてしまうほどのリアル
時間と空間にいじめられて泣いている想い


力を抜いたら流されるし
力を入れたら溺れてしまう
私という不器用な流れに気付いてしまったから
そろそろ愛する理由を探し出さなくては

どの部分がどう繋がっているのか
分別良く理解するかしこさでもって
あなたへと臨みましょう
8月10日
闇と光に裂かれてしまう寸前の危うさであなたを想う

集中しない意識のせいで
いつも酔ったままの足取り
虚ろな目で見つめるものは何なのか
説明不足の愛情達は
毎夜違う色で舞うばかりで


激しさに惑わされたくない
切なさで満たされたくない

何度繰り返しても
思いあまって抱きしめてしまうから
時は実り時は枯れて
また振り出しに戻ってしまう
傷も癒えぬまま


私とあなたの共通の幸せを
箇条書きにしてみましょう

月夜に挨拶
夢の中で再会
揺れすぎる最終電車
二人乗りの重たいペダル
真夜中のファミリーレストラン
鳴らない電話
すれ違う休日
言葉少なで穏やかな今


程良いマーブルが今の私色
いつ舞うのかは内緒にしてて
もし出逢ってしまっても
他の人に話しちゃ駄目よ
偽物は一人も存在しないから
8月9日
指先で留まったままの煙草の光は自然に消えるの?
吸い尽くして揉み消しにされた方が私は幸せなの

無臭で愛し合えない動物の性
残ってしまう余韻を弄ぶ主義

会いたいと思えるのは
会えないからでしょう

あなたと抱き合っている最中に
あなたにもっと会いたいと願ったら
伸ばす手は何に触れるのかな
8月4日
昨夜は
柔らかい風が流れていたね
ひとつだけの星が見張っていたね

今夜は
会いたくて会えないから死んじゃいたいの
愛したくて愛せないから死んじゃいたいの

でも案外現実は簡単で
私は息もせず街を歩ける

鳴らない電話でも愛おしい
8月3日
バタバタと駆け回るのは私の足音
忙しくなりそうな緊張が先走りしている
不安げに空いた場所がひとつずつ埋まる度
安堵の溜息をつきながら
完成にほど遠いパズルを凝視する

違う部分が満たされるようで
違う部分がほっとかれているようで
どこもかしこもピースが合わないと
大騒ぎする足音が 少し耳障り

違う違う立ち止まるんだよ
少し離れるんだよ
そこに何が描かれているか把握する為にね

今日もまた 新しいピースが出来上がったらしい

気が付くと 不思議な色が混じっている
気が付くと 不思議な形が混じっている
宝物はこうして 生まれるのかな

そうそう とっておきのピースを
あなたのところに紛れ込ませておいたから
最後のひとつが余ったら 私の事を思い出してね
8月1日
真夜中の入道雲は空威張り
抱きしめて泣かせてみたい

見抜いてしまえる裸の心
見抜いて見ぬふり繋いだ指先

遊んであげる時間なら永遠にあるの

この体あなたに預ける
この心揉み消しにして

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