行きに、ヤマメの塩焼きをされているお兄さんが
「良い写真を撮ってきて下さいね」と声をかけて下さったのですが
ヤマメをおかずにしようと帰りに寄ると「長かったですね〜」と言われました。
え?覚えてたの?と驚きました。
朝、あいのりタクシーは降車場に止めてくれたのですが、そこから駐車場の間の景色も見たかったので、下って行ったのも目撃されていました。
「逆の方向に行ったから、どうしたのかな?と思ってましたよ」
挙動不審のために心配、またはマークされていたのかもしれません。
初めて買ったヤマメの塩焼き、良いお味でした!
渓谷は満員御礼かと思ったら、人は多くありません。
寒かったからでしょうか。
こんな良い日に来ないなんて、もったいない。
遠くに見える山桜、近くに椿、木々の新芽、足元には山野草。
分身の術を使えたら良いのにな、と思う程、あっちにもこっちにも森の命が輝いていました。
行ったり来たり、うろんころんうろんころんして、5時間ぐらい渓谷の空気に浸りました。
雨上がりの日曜日、今がいいよ〜最高だよ〜と渓谷が呼んでいました。
じっとしていられず、観光あいのりタクシーを予約、厚着をして出かけました。
プラザから乗るのは私一人。観光客でもない地元の人間が利用させてもらい「どうもすいません」の気分ですが、ま、いいかな?
ドライバーさんは、80歳ぐらいの、気さくな方でした。
共通の知人のことや、あいのりタクシーの現状など、興味深いお話を聞かせていただくうちに、あっという間に渓谷に到着。
メーターを見たら5,000円分走ってもらってました。
約束の900円をお支払いして「ヤッホー!」何ヶ月かぶりの菊池渓谷に再会です。
毎年嘉例の「隈中花見」を今年も3月30日(日)正午よりいつもの場所で開催します。このところ暖かいですが、当日は曇りのち晴れの天気ですが、最高気温13度の予報なので十分な寒さ対策をしてご参加ください。
「隈中花見」の案内を再掲します。沢山の方のご参加をお待ちしています。以下「隈中花見」案内文を再掲します。
******************
隈中S40年卒同級生の皆さんに花見のご案内(保存版)
平成27年(2015年)の3月に隈中卒業50周年を記念して城山公園に一本の桜を植えました。記念樹は元気に育ち毎年花を咲かせています。
毎年一度、隈中昭和40年卒業生がこの桜の木の下に集まって花見をしようという提案です。
昨年、試みとしてハガキでご案内をしたところ、時々小雨の降るあいにくの空模様でしたが、20名近くの同級生が集い、楽しい花見となりました。
「3月の最終の日曜日の午前12時」を約束の時間、「記念樹(桜)の下」を約束の場所と定めて、毎年「隈中S40年卒業生の花見」を実施したいと思います。皆が高齢になって実施が困難になるまで、毎年ずっと続けるつもりです。
自由参加、申し込み不要です。参加費は不要。飲食物・敷物などは各自でご用意ください。開会の挨拶のあと、記録のための集合写真を撮影します。あとは自由行動・自由解散とします。記念樹の下にはシートを敷きます。
本年は下記の要領で実施しますので、お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。また、来年以降は原則として花見の案内を致しません。案内がなくても「3月の最終の日曜日の午前12時」には「記念樹の下で」毎年花見を実施します。
ぜひ、この案内を保存しておいてください。
記
日 時:毎年3月最終の日曜日の正午
集合場所:城山荘の向かって右側の記念木植樹地
参加費:無料。飲食物・敷物などは各自で用意
天 候:雨天は中止。降りそうな時は各人で判断
トイレ:歩いて5分ほどに2か所あります
呼びかけ…隈中昭和40年卒同窓会世話人(2010〜2019)
「こんなはずでは〜」は、さらに続きました。
お昼ぐらいは暖かい所で食べたいと、夫は近くの人気店を下見に行きました。
「場所がわかった」とベンチに戻って来たので、私も安心して安房川にかかる橋まで散歩しました。
再び大きな荷物を持って、その人気店に着くと「本日店休」の看板が。
「さっきはなかったのに…」と夫。
聞けば、急遽店休に決まったそうで、まさかの昼食難民です。
そこに、先ほど橋の上で挨拶をしてくれた男性が通りかかりました。
「この近くでお昼を食べられるお店はありますか」とお尋ねすると、
「Aコープのお弁当はけっこう美味しいですよ」と笑顔で教えて下さいました。
屋久島最後の食事は、寒いベンチでオムライスと鮭弁になりましたが、
お昼が食べられて良かったです。
懐かしい菊池に帰り、暖かさを求めて、うどんの「夕立」に入ると
遅い時間に、お疲れでしょうに、満面の笑みと明るい声で迎えて下さる店主さん達。
福の神に見えました。
最終日、13:10の船に乗るため、バスで10時前に安房港に着きました。
(到着は宮之浦港でしたから、初めての港です)
コインロッカーに荷物を預けて付近を歩きまわろうという計画でしたが
ターミナルは閉鎖中でした。
ガラスのドアに6:00〜7:00 12:00〜13:10に開くという貼り紙があり、無人。
ネット情報ではターミナルは6:00〜だったのです。
疑問に思い、安房の観光案内所に電話で尋ねると「人手不足」だそうで「なるほど!」
3時間ひまをつぶすために、近くのAコープのベンチに荷物を置いて
交代で歩くことにしました。
山も森も苔も木も大好きですが、島の道も歩きたい。
杉林から帰り、登山靴の重さで疲労困憊の夫は休息を。私ひとりで散歩に出かけました。
山より暖かい海辺の道には、椿もレンゲも咲いています。
地図を見ながら海まで行き、香港から来たという若い女性と話がはずみました。
すっかり良い気分になっていましたが、
「しまった!夕食に間に合わない!」と気がついて、慌てて帰り始めました。
しかし、もと来た道とは違う道を歩いています。お店も目印もありません。
あたりは薄暗くなってくるし、心細い。
仕方ない!思い切って民家のチャイムを鳴らし
「すみません。道に迷ったのですが…」と助けを求めました。
不審者と思われてもよい状況ですが、若いお母さんの声がして、
玄関には小学生ぐらいの男の子とお父さんが出てきてくれて
「この道を行って、右に上がって下さい」と親切に教えて下さいました。
図々しさが役に立ちます。迷子というより迷惑大人になりました。
ヤクスギランドを出て向かったのは約3,000歳とされている「紀元杉」。
ヒノキやヤマグルマなど、十数種類の仲間が着生しています。
「木が森になるんですよ。トトロにそういうのがありましたよね」と聞き
木の実をまいたらぽこぽこぽこっと芽が出て、わぁ〜っと森になった、
そんなシーンを思い出しました。
慈悲深く神々しいこの「森」に、5月6月になればツツジやシャクナゲが咲くそうです。
巨木に灯るように開く紅い花々。
そんな季節に行くことができれば何時間でも見ていたい、写真を撮っていたいなぁ。
しかし、ここは標高1,230メートル。
道ばたに除雪車が固めた雪が残り、鼻をすする冬の寒さなのです。
この日、天気予報はちゃんとはずれてくれて、雨は少しも降りませんでしたが
レンタルショップで借りたレイン・ウエア上下のおかげで、どうにか風邪をひかずにすみました。
備え、大事です!