かりの新製品です。このカメラ を使ってきれいな星空を撮る勘所をお話しましょう。 先ず一番大事なのは撮影コンデションです。どんなにいいカ メラでも空が汚れていてはきれ いには撮れませんよね。 出来る限り空気が乾燥して澄みきった快晴の夜がベストです。西高 東低の気圧配置で木枯らしが吹いて空の汚れを吹き ばした後移動性高気圧が西から近づい てくる夜が、絶好の チャンスです。 また出来る限り街明かりの少ない場所、時間帯に撮影しま しょう。郊外の山頂などが空が暗く空気が澄んでいてベストです。 次はカメラです。 ・カメラは三脚にしっかりと固定します。私は旅行用のコンパ クトなものですが、 やはりビデオ用などの頑丈なタイプの方 が、ぶれが少なくていいです。 ・撮影モードは「M」または「A/S」にします。 ・AF関係の設定はすべてOFFにして、「MF」にします。 そして距離は無限大にします。 ・ノイズリダクションは月夜のように明るくければON、出ていなくてOFFにしておきます。OFF の方が断然暗い星まで撮影できます。 ・ISOは月が出ていなければ、1600〜4000、半月だと800〜2500、満月だと800か160 0を目安に設定。 ・絞りはF2.8かF3.2でいいと思います。 ・シャッタースピードは、次を目安にその都度調整してくださ い。 ISO800 10秒 ISO1600 6秒 ISO2500 4秒 ISO4000 3秒 このように高感度カメラなのでバルブモードを使わなくても撮れてしまいます。赤道儀なんか 無しで撮れてしまうところがお手軽でいいですね。 ・星の日周運動を撮る場合はレリーズを使ってバルブ撮影をします。この場合エツミのレリー ズアダプタが便利です。カメラの設定はISO50 8分として、F値は月による空の明るさに応 じて3.5〜5.0位で調整します。 ・空が明るいとき、ISO感度を高くして撮影するとノイズが目立ってしまうことがあります。この 場合は感度を下げてシャッタースピードを長くしてください。 ・テレコンバージョンレンズを装着すると光学17倍の望遠撮影が出来ます。 最後に星に関する情報集めです。 ・星座や星団が載っている図鑑は1冊ほしいところです。 星座の星の配列や一等星の名前、それに星座にまつわる伝説などは暗記してしまうほど、 小さいときから繰り返して読んでおりました。星空にロマンを感じている原点がこの図鑑に あります。 ・星座早見盤、これは必携ですね。 ・星に関する情報は検索すれば専門のHPが沢山ありますので、これらもチェックしておくと良 いでしょう。私が良く利 用するのはここです。このサイトには携帯用サイトもありますので出 先でチェックするのに重宝しています。 ということで、きれいな写真が撮れたらこのホームページにUPしますのでお楽しみに。
|